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誰にも真似できない義母スタイル(1)

長男が生まれた2014年、わけあって義実家で3ヶ月程お世話になりました。

義母はとても良い方で、いつもニコニコしています。

「うっふっふ~」と言いながらよく笑っています。

スーパーに一緒に行った時も、うっふっふ~と笑いながらカートを押します。

散歩をする時も、テレビを観ている時も、うっふっふ~です。

そんな仏のような義母が、ナチュラルにサラッと言い間違いをして度々笑わせてくれるのです。

3ヶ月の間に数え切れないほどの言い間違いをして、天然炸裂をかましてくれたのは

きっといつまで経っても忘れません。一生忘れない自信があります。

 

義母はとにかく孫を可愛がってくれました。長女が1歳半だったので、私の代わりに毎日のように

公園へ連れて行ってくれましたし、帰ってからは長男を抱っこして家の前の木陰で涼みながら

子守歌をうたってくれました。その子守歌というのが「ジングルベル」です。

長男が生まれたのは5月です。季節外れすぎやないかーい。

まぁ、長男には何も分からないからいいんだけれど。

家の前はわりと大きな道路なので、車も人もよく行き来します。

近所の知り合いの方が偶然ボランティア活動で家の前を通った時、義母も外の木陰で

長男を抱っこしていたので、世間話に花が咲いたそう。

しばらくして家に戻って私に色々話してくれたのですが、

「知り合いの〇〇さんはいつもボランティーナ(ボランティア)して凄いわぁ~」

!ボボボボランティーナとはなんてイタリアンな響きなのでしょう。

話を聞き終わった後パスタを食べたくなったのは言うまでもありません。

しかし、しかしなのですが、義実家では洋食を作ることが殆どありません。

海が近く昔から主に魚を頻繁に食べる家庭だったとのことで、1日三食一汁三菜スタイル。

朝:白ご飯、野菜炒め、ベビーハム焼いたやつ、目玉焼き、焼き魚、みそ汁

昼:白ご飯、焼き魚(朝焼いた残りのカチカチになった魚)、みそ汁

夜:白ご飯、野菜炒め、魚の煮つけ、みそ汁

 

みなさんお分かりでしょうか。

そうなのです、義母は料理が苦手なのです。魚を捌くのはとっても上手なのに

それを料理するとなると途端にこういうことになるのです。

三食ほぼ同じメニューを淡々と食すのです。どちらかと言えば洋食派の私は、

このルーティンに4日目で飽きてしまい、魚が喉を通らなくなっていました(笑)

子どもも、いらない、きらい、と食べなくなり、義母もどうしよう・・・と

お世話になっている身分なのに困らせて迷惑をかけてしまうという最悪な嫁と孫。

母乳がたくさん出るように!と、義母なりに考えてくれて魚を毎食用意してくれたのだと

思います。作ってもらえるだけ感謝すべきなのに、どうしても喉を通らないのです。

おかあさん本当にごめんなさい。アンデルセン童話なら私はとっくにこの世から

抹消されているかもしれません。昔話なら鬼に食われているかもしれません。

こんな罰当たりな私に対してもそれでも優しくしてくれた義母。悩んだ末、よし!今日は

ハンバーグにしよう! 私と子ども、歓喜(/・ω・)/ 久々の洋食キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

どんなハンバーグかな~焼きかな~煮込みかな~和風かな~大葉いいなぁ♡ドキドキ、、、ワクワク、、、

 

ん?お好みソースの香りが漂ってくるのは、気のせ・・・いではない!!!

何故!?どゆこと?お好み焼きに変更したのかな? 恐る恐るキッチンへ向かうと、

そこにはお好みソースに煮込まれているハンバーグが(゚Д゚;)!!

デミグラスソースではないのか・・・お好みソースでハンバーグを食べたことがない私は

プチパニック(笑) 見た目はデミグラスソースがかかったハンバーグなのに、香りはどうしても

お好み焼きなのです。ドキワクがソワソワに変わってしばらくした時、できた!と義母の威勢の良い声。

目の前には見た目と香りにギャップがあるハンバーグが置かれ、息をのんでから口に入れてみると、

なんと、お好みハンバーグでした。はいそのまんま(笑) 子ども「なんこれ?」 実に失礼(笑)

頑張って作ってくれたんだもの、こちらも頑張って食べます。実に失礼。親子揃って失礼極まりない。

お好みソースって味が濃いから、喉が焼けるみたいにグアッとなって、小さい一口お茶がぶ飲み。

食べて飲んで飲んで食べて飲んで飲んで、お腹ちゃぽんちゃぽんになりながらお好みハンバーグ

美味しくいただきました。次は私が作ります、とも言えず、またお願いします・・・と言って

しまったことをソッコーで後悔したのを覚えています。

 

長くなりそうなので「誰にも真似できない義母スタイル(2)」に続きます。

毎度読んでくださってありがとうございます。

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